2007-11-03

自分以外の誰かのために戦ったとき、人はこんなにも強くなれる。

劇的な半期末を終えて、
劇的な環境の変化を迎えている。


自分のためじゃなく、
事業のためでもなく、
ただ、心から尊敬する人が去ってしまうそのはなむけに、
すべてをかけた7日間だった。



自分以外の誰かのために戦ったとき、
人はこんなにも強くなれるんだ、

そうやって駆け抜けた最終日に、
擦り切れて倒れそうになる体と心が奮い立った。


試合終了、1分前。


僕らは、絶望と言われた業績を成し遂げる。


半期終了のホイッスル。


安堵と達成感で倒れこみ、

同時にフロア中が喝采する。




その夜は号泣だった。


その結末にではなく、
これまで歩んだ道のりに、
これから進む未来に、
そして、今まで伝えられなかった、すべての感謝の気持ちに。


何より嬉しかったのは、笑顔で手を振れたこと。
胸を張って送り出せたこと。

誰に褒められるわけではないけれど、小さく胸で誇った。










…あれから、もう一ヶ月以上。


僕には、圧倒的な環境の変化が訪れている。

長い歴史の重みがある、バトンを託され、ステージを昇らされた。


昇るべきステージを前にして、
想いを馳せ、決意を強くする1ヶ月だった。

きっと、3ヶ月前の自分だったら、怖くて目を背けていたかもしれないと思う。



でも、その7日間があったからなのだろうか。

自分でも驚くほどおだやかに階段を上り、
そのステージで戦うことを腹で決めた。



意思を未来へ。想いを戦略へ。



僕へと託された、熱い熱い先人達の想いを肩に。


絶対に、絶対に、戦い抜いてみせる。

みてろよ。