2008-02-05

入社動機を、やるときです。

リクルートを世界一の会社にするんだ

そんな青臭い動機が入社を決めた理由だったことを思い出す。


リクルートのビジネスが好きで、
リクルートで働く人たちが好きで、
リクルートの目指す世界が好きで、

入社を決意したことを思い出す。




…入社して2年が経過しようとしている。




毎日の営業活動はとても刺激的で、
思った以上の成長曲線を描けていることに満足している。

仕事とは何か
成果とは何か
課題解決とは何か

短期間でPDSをまわさなくてはならないこの会社の仕事のサイクルは、
誰よりも早く成長したいと願う僕に、あまりに心地よい。



そんな中、通常業務と兼務をする形ですすめてきた半年間のプロジェクト。

紙からネットへ、ネットからケータイへ、すごいスピードで事業ドメインが移行する中で、
次世代のリクルートメディアの形はどんなものなのか。

そんな課題感から、僕らはひとつの事業モデルを提案した。


日々の営業活動の合間を縫い、

仮説を立て、
調査を行い、
プロトタイプをつくり、
試験し、
また仮設を立てた。


正直、確信は持ちきれなかった。
でも、きっとこの方向性なら今のメディアの形を進化させられる。
そんな兆しを確かに見据えることができた。



最終プレゼンテーションは、柏木社長以下約10名の役員の前で行われた。

今年は全700件超の案件が提出される中、
最終選考まで残った9組のプラン。

どれもがリクルートの「次の」事業に投資決済を仰ぐ中、
くじ引きで決められた順番で、僕らはファイナルを勤めた。



これまで何度もプレゼンテーションを行ってきたけれど、
あんなに鋭い空気の中でプレゼンしたのは初めてだった。




言葉のひとつひとつに、視線が突き刺さる。




プレゼン後の質疑応答も、かつてない鋭さだった。


質問をうけて、痛みを感じたはじめての経験。

涙が出そうなくらいまっとうにポイントをつかれて、倒れこんでしまいそうになった。




消耗しきってプレゼンルームを後にして、

放心状態で帰路に着き、

今日ははやく寝よう、と横になったところで

一本の電話が鳴った。





電話は、一緒に半年間検討を続けてきたオーナー役員からだった。





内容を聞いて、頭が真っ白になった。




なぜ。

理由が分からず、すぐに言葉が理解できなかった。



そして、次の瞬間に思い出したのは、

かつて、内定者のときに思い描いていた熱い想い。




リクルートは、きっと世界一の会社になれる。

そんな熱い想い。




そうか、そんな想いが伝わったんだろうか。



しかしすぐに考えを正す。

そんな「想い」とか「意義」なんてものは、
明確な事業計画とそれを実現しうるロジック&ファクトなくしてはまったく無力である。

この半年間でいやというほど学んだ「事業」という言葉のシビアさ。

きっと、その決断に「想い」なんてものは1%も影響を与えていない。



でも、リクルートの次世代メディアを提案するにあたって、

成功を裏づけするファクトなんて存在するわけがない。


最後まで十分な根拠を用意することができなかった僕らのプランは、

プレゼン後もそのポイントを見事につかれた。



それなのに。



検討不足な点が多々あったことを十分に理解しながら、それでも下された決断だった。

リクルートの役員ってやつは、伊達じゃないんだ。

これがリクルートって会社なんだと驚愕を覚えた。



来期はもっともっとシビアな環境の中で、

その事業の立ち上げを行うんだろう。



胃が痛い。


不安で仕方ない。


でも、すごくワクワクしてしかたないんだ。



今だからこそ、忘れないように胸に刻みたい。

入社のときに誓った「リクルートを世界一の会社に」という青臭い想いを。



やりますとも。



そんな、入り混じった感情の波の中で、
入社以来最大のガッツポーズをとった。






NewRING2007、

最終選考を経て、

準グランプリを獲得しました。

1 Comments:

Anonymous 匿名 said...

ようちん!
おめでとう!!!

久しぶりにGREE開いたら、唯一私がお気に入りに登録しているようちんの日記が更新されてて、早く寝なきゃな・・・なんて思いながら日記読んでたら、興奮して寝れなくなったじゃん笑!

やっぱりようちんすごいね。
只者じゃないとはわかってたけど、やっぱすごいよ。

だいぶ会ってないね。
さらにパワーアップしてるようちんに久々に会いたいな。

入社動機、やっちゃってください☆

01:55  

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