2007-11-13

ステージを昇る。

NewRINGが最終選考まで残った。

役員直下でチームが編成され、
予算をもらって事業化へのフィジビリティを行っている今日この頃。

同時に、ずっと「やりたい」と言い続けていた
アントレの次世代ビジネスモデルを見据えた新企画も検討ステージに昇った。

本職アントレの営業でも、
最大手かつ最難関クライアントへ、大きく仕掛ける布石が打たれ、
プロジェクト編成で目の回る忙しさを過ごしている。




今、自分の中の、ステージが大きく変わろうとしている。




営業から事業へ。

容赦なく押し寄せる仕事の量と難易度の高さで、溺れ死んでしまいそうになる。




実は、選考通過の連絡を受けたとき、

ガッツポーズをすると同時に、

このまま進むべきなのか、心から迷った期間があった。

僕にはできない。

まだ、自分には腰を据えて身につけるべき、大切なものがあるんじゃないか。

それが不安で仕方なくて、一度は辞退も考えたことさえあった。




思えば、頭とプライドだけで何もできない自分がいると気づいた入社直後。

2年と決めてすべてを捨てて、できない自分と向き合うと誓った。



意思を封じ、利き腕を封じ、すべてを捨ててでも欲しかった、力。



その力なくして、甘んじてステージは昇りたくない。

とにかく、怖くて仕方がなかった。




そんな中、半期最後の個別ミーティングで、
去り行く尊敬する上司が、僕にくれたひとこと。



「大丈夫、よーちんならできるよ。」



涙が出そうになるこの1年半を振り返って、改めて決意をした。



できるとかできないとか、そういうのはどうでもいいんだ。

仲間のために、
事業のために、
社会のために、

やるのか、やらないのか、それだけなんだ。



そう想った瞬間にあふれ出したのは、

ずっと封じ込めていた、

リクルートへの想い、
アントレへの想い、
共に戦う仲間への想い。


できるとか、できないとか、そういうのはよくわからないけれど、

僕は、みんなと未来を創りたい。



灯せ、意思を心に。

この、何もできない僕に、何ができるかわからないけれど。

描け、想いを戦略に。

この想い、絶対形にしてみせる。



そろそろ、このブログも次のステージにうつろうかと思っています。

さあ、いくぞ。

2007-11-03

自分以外の誰かのために戦ったとき、人はこんなにも強くなれる。

劇的な半期末を終えて、
劇的な環境の変化を迎えている。


自分のためじゃなく、
事業のためでもなく、
ただ、心から尊敬する人が去ってしまうそのはなむけに、
すべてをかけた7日間だった。



自分以外の誰かのために戦ったとき、
人はこんなにも強くなれるんだ、

そうやって駆け抜けた最終日に、
擦り切れて倒れそうになる体と心が奮い立った。


試合終了、1分前。


僕らは、絶望と言われた業績を成し遂げる。


半期終了のホイッスル。


安堵と達成感で倒れこみ、

同時にフロア中が喝采する。




その夜は号泣だった。


その結末にではなく、
これまで歩んだ道のりに、
これから進む未来に、
そして、今まで伝えられなかった、すべての感謝の気持ちに。


何より嬉しかったのは、笑顔で手を振れたこと。
胸を張って送り出せたこと。

誰に褒められるわけではないけれど、小さく胸で誇った。










…あれから、もう一ヶ月以上。


僕には、圧倒的な環境の変化が訪れている。

長い歴史の重みがある、バトンを託され、ステージを昇らされた。


昇るべきステージを前にして、
想いを馳せ、決意を強くする1ヶ月だった。

きっと、3ヶ月前の自分だったら、怖くて目を背けていたかもしれないと思う。



でも、その7日間があったからなのだろうか。

自分でも驚くほどおだやかに階段を上り、
そのステージで戦うことを腹で決めた。



意思を未来へ。想いを戦略へ。



僕へと託された、熱い熱い先人達の想いを肩に。


絶対に、絶対に、戦い抜いてみせる。

みてろよ。